もう、誰もこないので、
もう豚汁の話をする。
寒くなってきたんでね、豚汁いいですよね。
先日、帰り道に店長からある事を情報を聞く。
『知ってる!?おいしい豚汁の作り方』
わたしは武蔵野線の中で、一瞬にして、それにそそられたのだった。
ほ『てててて、、、、て店長くわしくっ!』
店『まずねぇ〜〜、鍋に豚肉をしくじゃん。』
ほ『はいはい。』
店『でね、そこにいっぱいの白菜いれて、水をちょっとだけいれて煮込むと、徐々に徐々に水分が出てきて美味しくなるんだよ!』
ほ『へぇぇぇ〜〜〜っ!簡単ですねっ!やってみようかな。』
店『やってみて!チョー簡単だからっ!』
わたしはその情報を、頭の中にインプットする。
『豚肉しいて、白菜ドバッと、水少々。。。』
そうインプットしていると、隣から、
『あっ!違ったっ!』
そんな大きな声が聞こえてきた。
それは店長の声だった。
店『違ったよ堀内!間違えたっ!たまねぎだっ!』
ほ『たまねぎねっ!白菜じゃなく、玉ねぎなんですね!』
店『そうそう!確か玉ねぎだった、玉ねぎをどばっと入れてやるんだ!』
ほ『なるほど。ほうほうほう。』
その情報を一晩眠らせたわたしは、
次の日の休憩中に、足早にロピアに向かっていた。
もう心ここにあらず、ロピアにあったのだ。
程よいグラム数の豚肉を安くゲットし、
冷蔵庫に入れて、帰りに忘れないようにっ!と自分に年をおす。
胸を躍らせて自転車をこぎ、
家に着くも、さっそく昨日の店長のおいしい豚汁の作り方を、
忘れないうちに再現しようと、
豚肉を鍋にしき、玉ねぎを半分くし切りにしたものに、ほんの少々の水を入れて火を付けた。
完成を楽しみにしながら、他に入れるお好みのお野菜たちを切る。
ちょっとこげてしまうのではないかと不安で、時々鍋を確認する。
二、三回確認したところで気がつく。
『水分出て来ないんですけど!』
店長の嘘つきっ!
むしろ、なんだか、水がどんどんなくなってきちゃって、
このままでは焦げてしまうっ!
焦るわたし。
でも、きっと水が少なくっていけなかったのかもしれない!
そう思ったわたしは、また少し水を入れて煮込む。
それを三回くらい繰り返した!
一向にたまねぎから、水分出てくる気配ないし…
いつまでたっても食べれない。。。
その時はすでに、22時半近くになっていた。
もう、、、お腹すいた…
結局わたしは諦めて、お水を入れることにした。
THE END
GAME IS OVER
そして、本日店長に確認した。
ほ『豚汁作りましたよ!』
店『まじで!どうだった?』
『たまねぎから、お水全然出て来なかったっ!!!』
わたしは、上司に向かってそんなことを言ってしまったのだ。
ほ『あ、でもすごくおいしくできました。』
店『えっえっ、まじでっ!?水でてこなかった!?』
ほ『はい。。。』
店『何個いれたの!?』
ほ『え?半分です。』
店『えっ!3個だもんっ!』
おいおいお店長さんっ!早く!それを言ってくれいっっ!
そう思ってしまった、三連休初日の昼下がり。
幸先のよい、三連休の始まりだ。
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